10月3日（木）から11月17日（日）まで、「ウエストエンド フェア」を開催いたします。

会期中、日本限定モデルをはじめとした国内正規品をご覧いただけます。

みなさまのご来店をお待ちしております。

店主 座間

1864年、スイスのサンティミエにて創業され、耐水性時計「インパーミアブル（ラ・ショー＝ド＝フォン国際時計博物館に展示中）」の開発などで実績を上げた〈アルシード・ドロー＆サンズ社〉により、1886年に設立されたのが〈ウエストエンド ウォッチカンパニー〉です。

ブランドネームは、英国の流行発信地であるロンドン中心地のエリア名・ウエストエンドに由来します。

ウエストエンドは英国軍へ供給する腕時計の製造を開始し、第一次世界大戦中に供給した腕時計は約5万本にも上りました。

英国兵士の間でウエストエンドウォッチの評判が広がるにつれ、派兵先の中東やインドにも流通するようになります。

ウエストエンドの腕時計は、戦時中の過酷な状況においてもスイスから世界各地への輸送経路で不具合を起こさなかったことで、その性能と信頼性が支持され、ミリタリーウォッチの名門に数えられました。

この当時製造されていた「ソワール」（Sowar＝ヒンディー語で騎兵・戦士の意）は、映画『アラビアのロレンス』で知られるイギリス陸軍将校トーマス・エドワード・ロレンスと、彼の率いるロレンス部隊の下士官が愛用していたことが伝えられ、今日も後継モデルが製造されているウエストエンドを代表するモデルです。

設立以来120年以上にわたり、1500万本以上の時計を世界中に供給してきたウエストエンド。

現在はスイス南西部のヴァレー州・レイトロンに製造拠点を構え、自社製品だけでなく他社ブランドのアッセンブリーも手掛ける、歴史あるスイス時計メーカーの一社となっています。