2025/01/09 16:24
〈ブランド〉ハンハルト
〈モデル〉417 ES 1954
〈品番〉H701.210-7010
〈価格〉¥550,000(税込)
〈ムーブメント〉Sellita SW 510 M。手巻き。58時間パワーリザーブ。23石。28,800振動/時。
〈機能〉時、分、スモールセコンド、クロノグラフ(30分計)。
〈ケース〉ステンレススチール製。39mm径。13.3mm厚(風防込)、11.55mm厚(風防除く)。ラグ幅20mm。サファイアクリスタル製風防(内面無反射コーティング加工)。スクリューソリッドバック。10気圧防水。
〈文字盤〉ブラック。旧ブランドロゴ。スーパールミノバ(針・インデックス)。
〈ベルト〉カーフレザー製(ブラック)。ステンレススチール製ピンバックル(ブラッシュ仕上げ)。BUND(背あて台座)付属。
ハンハルトが1950年代に製造した傑作パイロットクロノグラフ、「417」の復刻モデル。
こちらは、先日ご紹介いたしました42mm径モデルの発表から2年後に登場した、39mm径仕様です。


先ず現代的なサイズの42mm径でリリースされた417 ESの復刻モデルですが、その後、1950年代当時の417(以下、オリジナル)と同じケース径の39mm径モデルが追加されました。
スティーブ・マックイーンが愛用していたオリジナルと同じサイズは、39mm径モデルとなります。

一番の魅力はオリジナルを忠実に再現したサイズ感です。ミッドセンチュリーの雰囲気はそのままに、安心の現代スペックで伝説的なパイロットクロノグラフをお楽しみいただけます。
現行の時計では本当に貴重な、ケース径40mm以下の手巻きクロノグラフです。
搭載する機械もバルジュー7750を原型とするSellita製手巻きキャリバーですので、整備性と信頼性も抜群です。

42mm径との比較です。
判別用に、42mmはフライバック機能付きのパンダ文字盤モデル(右)で撮影しています。ケース寸法は先日の42mm径モデルと同一です。
ケース径は3mm、ラグ幅は1mmの差があります。

ケース厚は同じです。
全体のデザインと文字盤の顔は同一ですが、搭載ムーブメントは39mmと42mmで共通のため、文字盤における余白のバランスが異なっており、小径の39mmは凝縮された印象となっています。

2種類のケースサイズの印象は、ぜひ実機にてお確かめください。

42mm径の記事でもご紹介いたしましたが、ハンハルトの外装仕上げのレベルは卓越しており、価格以上のランクに到達していると感じます。



各部のブラッシュ、ポリッシュ仕上げともに本当に綺麗な研磨です。
エッジや、仕上げの境界の鋭さも目を見張るものがあります。



加工の難しいサファイアクリスタルでありながら、ぶ厚いドーム型に仕上げた風防も脅威のクオリティです。
角度によってインデックスが歪む、オリジナルの風防の雰囲気の良さを忠実に再現しています。
サファイアクリスタルの高い強度と内面無反射コーティングにより、実用性は現代レベルでさらに高まりました。


クロノグラフ針と分針の先は、オリジナルと同じく手間のかかる曲げ針となっており、忠実な復刻を目指す意気込みが見て取れます。
こういった箇所に拘るかどうかで、復刻モデルの時計の完成度は全く異なってきます。

針とアラビアインデックスの夜光はスーパールミノバが塗布されています。
パイロットウォッチらしく、薄暗所でもはっきり読み取れます。


オリジナルは防水性の確保に難があり、航空機のコクピット外での操作を厳しく制限されたといわれていますが、復刻モデルでは10気圧防水の十分なスペックを備えています。
また、しっかりとした耐磁性ももち、ドイツウォッチらしく、ドイツ工業規格(DIN)のうち「DIN 8310(耐水性)」と「DIN 8309(耐磁性)」の規格をクリアしています。





BUND(ブンド=背あて台座)が取り外し可能なストラップはブラックのカーフ製で、生成りステッチがクロノグラフダイアルによく合います。
裏材は柔らかく肌馴染みの良い、人工スエードの「アルカンターラ」を採用しています。アルカンターラにより、背あて台座ありでも印象以上の手首への座りの良さがあります。




背あて台座を外すと、よりケースのコンパクトさが際立ちます。
ベゼルは両方向に無段階で回転可能です。



裏蓋は42mmモデルと同じくソリッドバックを採用しています。
中央のブランドロゴの部分は、42mmのものと異なり、エンボス状に浮き出たポリッシュ仕上げのハンハルト旧ロゴに、周囲は艶消しの梨地仕上げが施されたデザインへと変更されています。

(画像:ハンハルト本国サイト)
ムーブメントは42mmモデルと同じく、Sellita SW 510 Mを搭載しています。
傑作クロノグラフムーブメント、バルジュー7750(自動巻き)の代替キャリバーとして開発されたSW500の横目バージョン、SW510を手巻きとしたムーブメントです。
原型機バルジュー7750と同じく、ゼンマイから発生する強力なトルクと、大きなテンプからなる高い安定駆動性を誇ります。また、各パーツも耐久性に優れ、整備性の高い設計により保守性も高く、非常に優秀な信頼性をもつムーブメントです。
Sellita社はさらに改良を加え、SW 510 Mではパワーリザーブが58時間に延長されています。2日間以上の余裕をもった駆動が確保され、さらに総合性能が高まりました。


マネキン腕周り17.5cm。
先日の42mm径の写真と併せ、ご参考ください。





当店で最もご好評の引き通しストラップと合わせてみました。
当然よく似合い、よりミリタリールックになりました。
他にも様々なストラップと合わせるのが楽しくなりそうな時計です。
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ご自分だけの組み合わせでハンハルトウォッチをお楽しみください。
「ハンハルト ポップアップストア」は、今月13日(月)まで開催しております。ぜひ店頭にて実機をご覧ください。
















店主 座間